中小企業のための経理アウトソーシングのメリット・デメリット
- kboss230531
- 2024年4月11日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年12月15日

中小企業にとって、経理は「やらなければいけないけど、後回しになりがち」な業務の代表例です。
社長が経理を兼務していたり、経理担当が一人だけで属人化していたりすると、月次が遅れたり、支払で慌てたりすることも珍しくありません。
こうした背景から、経理アウトソーシングを検討する中小企業は年々増えています。
ただし、「アウトソーシングしたのに思ったほどラクにならなかった」という声があるのも事実です。
この違いは、中小企業特有の事情を踏まえて使えているかどうかで決まります。
経理アウトソーシングで得られる主なメリット
中小企業が経理アウトソーシングを活用する最大のメリットは、人を増やさずに経理体制を安定させられることです。
具体的には、
経理担当を新たに採用・教育しなくてよい
退職や引き継ぎによる混乱が起きにくい
社長が経理作業から解放される
繁忙期でも業務が止まりにくい
特に、社員数が少ない会社ほど、一人抜けたときの影響は大きくなります。
アウトソーシングは、経理の「属人化リスク」を下げる手段として有効です。
メリットを感じにくいケースが多い理由
一方で、アウトソーシングしても「あまり変わらなかった」と感じる中小企業もあります。
その多くは、記帳代行だけを切り出して依頼しているケースです。
請求書の集まり方がバラバラ
支払や承認が社長判断で止まる
経費のルールが決まっていない
この状態では、記帳は外に出せても、経理の前後工程は社内に残ったままになります。
結果として、「やり取りが増えただけ」という印象になりやすいのです。
効果を左右するのは「作業」ではなく「仕組み」
中小企業の場合、経理アウトソーシングの効果は作業量の多さではなく、仕組みの有無で決まります。
資料提出のタイミングを決める
支払日・承認フローを固定する
経費判断の基準を整理する
freeeなどのクラウド会計を前提に設計する
これらが整うことで、アウトソーシングは「経理を安定させる仕組み」として機能します。
記帳代行だけでは改善しにくい理由
「まずは記帳代行から」という選択は、中小企業ではよくあります。
ただし、記帳はあくまで結果を入力する作業です。
その前段階である、
請求書の管理
支払業務
承認フロー
経費精算
が整理されていなければ、月次は毎月どこかで詰まります。
この構造は、税理士がいるのに経理が回らない中小企業でもよく見られるパターンです。
税理士はいるものの、「なぜか経理が回らない」と感じている方は、
アウトソーシングが向いている会社の特徴
実務上、アウトソーシングの効果が出やすい中小企業には、次のような共通点があります。
これらに当てはまる場合、社内で抱え続けるより、外に出して整理した方が早いケースも少なくありません。
導入前後でどう変わるのか
中小企業でよくある変化を整理します。
社内だけで整えるのが難しい場合の選択肢
ここまで読んで、「分かるけど、全部社内でやるのは正直きつい」と感じた中小企業も多いと思います。
特に、
社長と数名の社員だけ
経理専任がいない
という体制では、記帳・支払・請求・承認を一つずつ改善するのは簡単ではありません。
横浜周辺で、中小企業向けに、経理を作業ではなく流れごと整理するサービスについて、対応範囲や進め方をまとめています。
「経理を部分的に外注するのではなく、流れごと任せたい」という方は、
アウトソーシングは「任せ方」で結果が変わる
中小企業にとって、経理アウトソーシングは「外に出せば終わり」ではありません。
どこまで任せるのか
何を社内に残すのか
どんな流れを作るのか
この設計次第で、経理は負担にも、武器にもなります。
アウトソーシングは、中小企業の経理を支える“仕組み作り”として活用することが大切です。
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