社長が経理をやり続ける5つのリスク|税理士がいても起きる“経理が回らない”問題
- kboss230531
- 2025年11月20日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年12月22日

「税理士には頼んでいるはずなのに、なぜか社長の手が空かない」
領収書の整理、請求書の確認、支払の段取り、数字の質問対応……。
本来は経営に集中したいのに、気づけば毎月、社長が経理の穴埋めをしている。
これは珍しい話ではありません。
税理士がいても、日々の経理業務が社内で回っていない会社では、同じ問題が起き続けます。
この記事では、社長が経理をやり続けることで生じる「5つのリスク」を整理し、抜け出すための現実的な選択肢まで解説します。
リスク1:社長の時間が、経理に奪われ続ける
社長の仕事は本来「判断」と「意思決定」です。
しかし経理が回っていない会社では、領収書が溜まる・入力状況が分からない・税理士からの質問が社長に直撃する、といったことが起きやすくなります。
結果として、社長が経理担当の代わりをし続ける状態になります。
これは「忙しい」のではなく、本来やらなくていい仕事に時間を吸われている状態です。
リスク2: 経理がブラックボックス化し、誰も全体を把握していない
経理が回らない会社で多いのが「誰が、何を、どこまでやっているか分からない」状態です。
月次が遅れても理由を説明できない
どのルールで処理しているのか分からない
属人化して引き継げない
この状態では改善しようにも、まず「今どうなっているか」を把握するところで止まります。
そして最終的に、その穴埋めをするのが社長になりがちです。
リスク3: 数字が遅く・不正確になり、経営判断が遅れる
経理が整っていないと、試算表が出るのが遅くなり、数字の根拠も曖昧になります。
すると、経営判断が遅れます。
どの事業が儲かっているか分からない
無駄な支出に気づけない
資金繰りの不安が消えない
判断が遅れる会社は、機会損失も増えやすい。
経理の遅れは、単なる事務作業の遅れではなく「経営の遅れ」につながります。
リスク4:「税理士がいるから大丈夫」という思い込みが改善を遅らせる
よくあるのがこのパターンです。
「税理士がいるから、経理は問題ないはず」——でも現場は回っていない。
税理士は、税務申告・決算・税務相談といった領域で力を発揮します。
一方で、日々の経理(領収書、請求書、支払、入力、ルール整備)は、別の管理が必要です。
このように、税理士と日々の経理の間には「役割の空白」が生まれやすい。
そしてその空白を、社長が埋め続けると経理は永遠にラクになりません。
このズレ(税理士がいても経理が回らない構造)については、
▶ 税理士がいるのに経理が回らない理由と対処法 で、もう少し具体的に整理しています。
リスク5:社長が抜けられず、会社がスケールしない
経理が社長依存のままだと、事業が伸びるほど負担が増えます。
人を増やしても、社長の確認が増える
ルールがないので、トラブルのたびに社長判断になる
社長が常にボトルネックになる
結果として「伸ばしたいのに、これ以上広げられない会社」になりやすい。
これは社長の努力不足ではなく、仕組みの問題です。
じゃあどうする? 解決策は「経理を流れごと整える」
ここまでのリスクをまとめると、問題は「経理作業そのもの」よりも、経理が回る仕組み(役割・ルール・流れ)がないことにあります。
そこで選択肢は大きく2つです。
社内で経理の役割とルールを作り直す(採用・育成も含む)
社外の力を借りて、経理の流れごと整える
「社長が経理から抜けられない」「社内に人を置く余裕がない」場合は、部分的な外注よりも、流れごと任せた方が整理が早いケースが多いです。
たとえば横浜エリアで、訪問対応も含めて経理を整えたい場合は、
▶ 横浜の経理代行サービス で、対応範囲や進め方をまとめています。
社長が経理をやり続けることで失っているもの
社長が経理をやり続けることは、コスト削減ではなく「見えない損失」になりがちです。
社長の時間
経営判断のスピード
会社の成長機会
これらを取り戻すには、経理のやり方そのものを見直す必要があります。
「税理士はいるのに経理が回らない」「社長がずっと経理に関わっている」なら、いまが整理のタイミングかもしれません。
関連記事




コメント