【導入事例】老舗弁当屋の経理改革|「人がいても回らない」状態をどう立て直したか?
- kboss230531
- 4月30日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前

老舗のお弁当屋さんの2代目社長が直面したのは、経理部が存在しているのに業務が回っていないという深刻な課題でした。
経理担当者が4人在籍していたものの、午前中だけ帳簿を入力し、午後はネットサーフィンで過ごす状態…。
経理に手が回らず、社長の指摘をきっかけに一斉退職してしまったのです。
「人を雇っているのに経理が回らない」──中小企業では決して珍しくない状況です。
本記事では、この会社がどのように経理フローを立て直したのかを紹介します。
経理が回らない原因は「仕組み化の欠如」
社長が改めて経理の現場を見直すと、属人的な処理ばかりで、ルールが存在しませんでした。
記帳ルールが担当者ごとにバラバラ
請求書や経費精算のチェック体制がなく、ミスが頻発
月次の締め処理が遅れ、数字が経営判断に使えない
これは「担当者がいる=経理が回る」とは限らないことを示す典型的な事例です。
🔊 経理の属人化リスクについてはこちらの記事でも解説しています:経理代行の重要性とメリット|中小企業が知っておくべき理由
KBOSSが行った経理改革
この弁当屋さんに対し、KBOSSでは「経理の仕組みをゼロから設計し直す」ことに着手しました。
具体的な取り組みは以下の通りです。
経費精算のフローを整備(事前承認制を導入)
請求書処理をルール化(クラウド管理に移行)
振込業務の効率化(freeeを活用したデータ作成)
グループ法人全体の資金繰り管理(キャッシュフローを見える化)
結果として、経理の混乱が解消され、社長は安心して新規投資や事業拡大に集中できるようになりました。
🔊 freeeを活用した効率化の事例はこちら:freeeで振込データを効率的に作成する方法とは?
経理を「人」ではなく「仕組み」で回す
今回のケースから言えるのは、経理は人手よりも仕組みが重要ということです。
人を増やすだけでは改善せず、むしろ属人化リスクが高まる場合があります。
「数字を正しく残す」だけでなく、経営判断に活かせる形で数字を整える仕組みづくりが必要です。
🔊 経理の仕組み化の考え方はこちらでも紹介しています:社長必見!経理の業務フローを見直して効率化する方法【事例あり】
経理改革で社長の時間を取り戻す
この老舗弁当屋の事例は、「経理部がある=安心」ではないことを示しています。
属人化した経理は、会社の成長にブレーキをかけてしまいます。
経理を仕組み化し、外部の力を借りることで、社長は経営に集中できる環境を取り戻せます。
同じように“税理士がいるのに経理が回らない”状態で悩む企業向けに、
原因と立て直し方をまとめた特化ページも公開しています。
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